齋藤一徳が実践するバンジージャンプの跳び方

齋藤一徳の勇気

 

齋藤一徳

 

バンジージャンプにおいて、一番勇気を振り絞らないといけない場面が飛ぶ瞬間である。

 

飛ぶポイントまで進んでいくのも勇気がいるのだが、何よりも「あと一歩」がとても怖い。

 

一回でも躊躇して飛べないと、そこから持ち直すのにはかなりの時間が掛かる。

 

恐いというものを乗り越える勇気が余計に必要となるからだ。

 

そもそも恐怖という感情はすべて想像から勝手に膨らましてしまってるもので、いざ飛んでみると思ったよりもというケースが多い。

 

私も一番最初にバンジージャンプを飛んだ時はそうだった。 
いざ飛んでみるとあっという間で、よくわからなかった。

 

その時の私は、恐怖をどのように乗り越えたのか。

 

ずばり、下を向かなかったのだ。

 

飛ぶときに下を向くと、落ちていくという恐怖が、人間の心理的に浮かんでしまう。

 

なので、いっさい下を向かずに前に飛び出すことにした。

 

飛んだ時の恐怖は一瞬で、むしろジャンプ後は、その恐怖に打ち勝ったことへの喜びと高揚感が強かった。

 

バンジージャンプをこわがるなとはいわない。

 

むしろこわがったその先の高揚感を感じてもらうための勇気をしぼりだしてほしい。